地図をつくらない

余生というにはみじかく、夏休みにしては長い

スクイズ

午前4時起床。コンビニ。チューハイ2本、あとはウーロンハイ。途中、2度寝ようと試みる。未遂。昼になってスーパー。ウーロンハイ。大根を煮る。

 

なんだかぽわぽわしている。

ぽわぽわといえば椎名もたくんが死んだのはいつだったか。ヌーマが死んで1年か。ほかは誰が死んだっけ。ヒロタくん、タカシ、コウさん、旧い記憶だけははっきりとしているのに、あとはぼんやりだ。あまり寒い季節には知り合いが減らない。おもえばなんとか過ごした月日。終わらねえ夜から朝までだって、BACK IN THE DAYものじゃもう泣けないのよ。

 

将棋の話をすこし。

森田一級は初段昇段の一局を落としてしまったようだ。直近11勝5敗。惜しい。白黒が入れ替わっていれば…などと部外者のぼくが地団駄ふんでも仕方あるまい。なお、あの独特の斜め座りおよび傾き加減は師匠の研究会の写真などみるかぎり、天性の模様。それならしゃあない。

加瀬門下の速水三級は二級に復帰。宮田門下の少年・伊藤匠初段は三段リーグ編入試験の小山アマに敗北。原則二段との手合、ということだったが、おそらく今期は東西あわせて三段昇段が6人もいたので、人数的な問題で当たったのではないか、と推測。

そして奨励会試験には小学生名人の市岡(真)くんが合格したらしい。小学4年生!しかし、どうも3年生の子も受かったらしく、どうなることやらである。なお準名人の正道くんはまだ研修会C1で指し分けくらいの戦績。なにがちがうのだろうか。市岡くんの弟も強いっぽいので、早咲さんでなくても期待してしまう。

 

三段リーグはついに次が最終節である。

一般的な焦点は藤井三段の一期抜け、最年少プロ棋士誕生成るか否か、だろうけれど、彼と最終局で当たる西山三段がどこまで順位を上げるか、里見三段が指し分けにまで持ち込めるか、等々かしら(マニア筋だと川崎三段のこころが折れないか、とか、森ノブ先生の体調が悪くならないか、なんてのもあるとおもう)。

個人的な希望だけでいえば、藤井、甲斐三段が抜けて、大橋三段が次点ふたつでフリークラス入り、がもっともうつくしい気がする。ただ、そのためには藤井、甲斐が連勝、大橋1勝1敗のうえ、池永三段が齋藤三段に負けるのが大前提ということになってしまう。ううう…。都合がよすぎるだろうなあ。これは。

 

いなくなるひと、というのには、いろんなかたちがある。

見送られるひと、ひっそり消えるひと、記憶や記録に残る・残らないひと。

アウトひとつにも意味や価値がある。

そしてその意味や価値がそのときどきで千差万別の重みをもってくるから、ややこしいのだ。ややこしいことをしているのだ。生き残ってしまっているものは、塁上でもベンチでもアルプススタンドでも、あるいはテレビのこちら側でも。

 

大根を煮ていた鍋がふきこぼれそうだった。

あわてて火を消した、という、これはまごうことなきフィクション。